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このページは岐阜県郡上八幡の紹介ページ、郡上踊りの音楽のちょっとディープな解説付きです(^-^)。


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郡上八幡・郡上踊りのページ

タイトル写真の説明はここをご覧ください。

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「郡上八幡・郡上踊りのページ」へようこそ!
ここは、岐阜県中央、長良川の上流に位置する美しい町 「郡上八幡」 を紹介するページです。

私は実は 郡上八幡の生まれではなく、 郡上八幡に住んだこともないのですが、
郡上八幡には親類が多い関係で、 物心ついた頃から、 お盆と正月にはよく 遊びに連れていってもらってました。


TOPICS


INDEX

郡上八幡とは

郡上踊りとは

郡上八幡へのアクセス手段

郡上八幡関係リンク集

掲示板(BBS)

2015年度郡上おどり日程

英語版:市街地観光案内図



郡上八幡とは?

「岐阜県郡上市八幡町」 岐阜県のほぼ中央に位置する長良川沿いの小さな町です。 (こちらに郡上八幡の位置を示しています。) 「奥美濃の小京都」と呼ばれ、 魅力的な古い町並みがところどころに残っています。

郡上市八幡町の人口はおよそ2万人。 面積は200平方kmと大きいのですが、 町の中心部そのものの面積は極めて小さい(2km×2kmぐらい?)。 しかし、この小さな町、 いろいろな魅力にあふれています。

(1)数え切れないほどの川、水路、湧き水

長良川の支流「吉田川」が街の真ん中を貫いています。 さらにこの「吉田川」の支流が街の中で3本も出ています。 町外れの長良川を含めると、 街の中を5本の川が流れていることになるわけです。 さらに街の中にはいたるところに水路がひかれ、 湧き水がわき出しています。

街の中の湧き水で最も有名なのが「宗祇水」です。 「全国名水百選」にも選ばれている湧き水です。 「宗祇水」という名前は、かつて、有名な連歌師、 「飯尾宗祇」が、 郡上八幡に滞在中、 ここの水を愛用したことに由来しています。

(2)神社仏閣、歴史的な建物が多い

わずか数km四方に 15を越える神社とお寺が分布しています。 いずれも歴史のあるものばかりです。 町の中心部の山には、 「八幡城」というお城があります。 小さいながらも、 ちゃんとした天守閣を備えた山城です。 実は、郡上八幡は、城下町なんですね。

(3)古い町並み

職人町・鍛冶屋町・常盤町などには、 大変趣のある古い町並みが残っています。

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郡上踊りとは?

郡上八幡で毎年夏に催される踊り。 範疇としては、「盆踊り」です。 しかしそんじょそこらの盆踊りと一緒にしてもらっては困る。 10種類ある踊りはすべて郡上八幡オリジナル。 期間も時間も人出もなかなか大規模なのです。 (郡上市八幡町のオフィシャルな見解によると、 「全国三大民謡」の1つだそうです)。 また、400年以上の歴史のある踊りで、 昔から色々受け継がれて来た踊りを 江戸時代半ばに当時の城主が奨励し、 整理統合しておよそ現在の曲目になりました。 この踊り、 戦時中も絶えることがなかったようです。 実際、 1945年8月15日、 日本が第二次世界大戦で負け 「玉音放送」 が流れたその数時間後の晩にも 踊りが行われた と言う逸話が残っています。

特徴としては、 参加型の踊りであるということです。 阿波踊りのように事前に 「連」 を申請するといった制度はありません。 踊り手全員が飛び入りです。 また、 それぞれの踊りの動きも簡単で、 誰でもすぐに踊りの輪に加わることが出来ます。 こんなわけで、 見物人よりも踊り手のほうが 圧倒的に人数が多くなる(笑)。 これも特徴かもしれません。

(1)いつするの?

7月中旬の「踊り発祥祭」に始まり、 通常9月第1週の「踊り納め」にいたるまで、 およそ2,3日に1晩の割合で、 合計30夜、 町のどこかで踊りの輪が繰り広げられます。 踊りの時間帯は、 通常は午後8時から午後11時ごろまでです。 (こちらに、2015度踊り日程表があります)

ただし、 お盆期間の8月13日、 14日、 15日、 16日の晩は、 「徹夜踊り」と称して、 夜八時から翌朝四時頃までノンストップでお囃子が鳴り続けます。

なお、 この「徹夜踊り」の期間は、 1晩で2万人以上の人出になることもあります。 東海地方はもとより、 関東、 関西方面からも観光客が大勢おとずれ、 街の中は昼間から大渋滞(?)になります。

(2)どこでするの?

踊りの会場は公園のような広場のこともありますが、 多くの場合、 街の中の通りの交通を遮断したものが 踊り会場になります。 踊り会場になる場所は毎日違いますので、 観光案内に注意してください。

(3)踊りの種類は?

10種類あり、これらを代わる代わる踊ります。 まず、 メジャーなのは以下の4つ。

-----ここからは表の見出しです------曲名 説明(?)リンクされている部分をクリックするともっとディープな解説に飛びます。(^^;) 伴奏楽器
-----ここまでは表の見出しです------
[かわさき]
郡上踊りを最も代表する踊りです。 実は郡上踊りの中でも 最も新しく誕生した踊りで、 他の踊りにはない優雅な手の動きが特徴です。
(伴奏楽器)三味線、 横笛、 太鼓
[三百]
「かわさき」よりも若干テンポが速い。 踊りの動きは郡上踊りに典型的なものです。 なお、 間奏が「かわさき」と全く同一の旋律形なのは興味深いです。
(伴奏楽器)三味線、 横笛、 太鼓
[春駒(はるこま)]
テンポが極めて早く、 軽快、 というよりもかなり激しい踊り。 お囃子と踊りがそろうと、 踊りの途中でどんどんテンポが速くなっていき、 汗びっしょりになります(^^)。若者に人気がある。 曲は2拍子系ですが、 三味線の伴奏が一時的に3拍子になる ところがあるのも面白い。
(伴奏楽器)三味線、 横笛、 太鼓
[ヤッチク]
「春駒」よりも遅い。 歌詞は郡上八幡でかつてあった百姓一揆だとか、 あるいは幕末の戦などを取り上げた 壮大な叙事詩的な物になっているのが 特徴です。
(伴奏楽器)太鼓

以下の6つの踊りは、 上の4つに比べるとマイナーです。 (もっとも、 「げんげんばらばら」は最近少しメジャーになってきました)。 踊りの時間帯の半分ぐらいを経過しないと 一度も登場しないのがふつうです。 また、 「まつさか」は1晩の踊りの最後を締めくくる曲目。 すなわち各晩の踊りの最後に一回だけ登場します。

[げんげんばらばら]
歌詞が面白い。 また、 変化に富んだ踊りの動きも面白い。 「かわさき」「三百」「春駒」「ヤッチク」 ほど有名ではないのですが、 昔から郡上踊りマニアには人気のあった踊りです。 最近は比較的早い時間帯に登場するようになり、 メジャーになってきました。
(伴奏楽器)太鼓
[猫の子]
郡上踊りの中では手足の動きが最も複雑。 題名の通り、 猫の動きを模した動きがあります。 「春駒」同様、 かなりテンポの速い踊りです。
(伴奏楽器)無し
[さわぎ]
極めて複雑な文句の 早口言葉のような掛け合いの歌詞が特徴です。 手拍子の頻度が多い。
(伴奏楽器)無し
[古調かわさき]
あまり聞くことができません。 徹夜踊り4日間の間でこの踊りが登場するのは1,2回です。 歌詞、 旋律とも「かわさき」とおよそ共通ですが、 踊りの形は全く異なり、 農耕作業の動作を模しているようです。 郡上踊りの古い形を残しているように思えます。
(伴奏楽器)無し
[郡上甚句]
「古調かわさき」にも増してマイナーな踊りです。 滅多に聞くことができません。 徹夜踊り4日間の間でこの踊りが登場するのは多くて1回です。 「甚句」の名の通り、 歌詞は若干相撲に関連した内容も含みます。 踊り自体は「古調かわさき」と同様、 農作業を思わせる動きを持ち、 古い踊りの形を残しているように思われます。
(伴奏楽器)無し
[まつさか]
一夜の最後を飾る踊りです。 踊りの動きは「三百」と共通する部分もありますが、 もっと落ち着いた、 哀愁をたたえた物です。 踊りおよび拍子木のリズムが 3小節1サイクルになっています
(伴奏楽器)拍子木

(4)踊りの音楽の特徴

これについては、 「ディープな解説」のページへどーぞ(^^;)

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郡上八幡へのアクセス手段

車の場合、東海北陸自動車道か、 これに並走する国道156号線を用いることになります。 ただし、 「年末年始」「4月末から5月はじめ」「夏季(特にお盆)」 にはこれらの道路は渋滞する恐れがあります。

鉄道の場合、 JR美濃太田駅から「長良川鉄道」を 用います。情緒のあるディーゼルカーですが、 上記シーズンは車内混雑の恐れ有り。また、 本数が少なく、かつ、夏季とそれ以外とでダイヤが 異なるので事前に時刻表の入念なチェックが必要です。

(1)名古屋から車の場合

東名・ 名神高速道路から一宮JCで東海北陸自動車道に入り、 郡上八幡インターで下りる。 順調に行けば名古屋からおよそ1時間30分ほどで郡上八幡に到着する。

(2)鉄道利用の場合

名古屋から東海道線で岐阜駅まで出る。 ここからJR高山線に乗り、 美濃太田駅で下車。 ここで長良川鉄道に乗り換え。 「郡上八幡駅」で下車。 名古屋駅から美濃太田駅まで約90分。 美濃太田駅から郡上八幡駅まで約90分。 時間が長いのだが、 JR高山線の岐阜~美濃太田間の木曽川沿いの風景や犬山城、 さらには、長良川鉄道で 「美濃市駅」をすぎて間もなく 長良川に沿って走る車窓の風景が見事で、 旅を楽しみたい人や 「鉄」な人(?)にはおすすめ。
なお、 長良川鉄道の時刻表は http://www.nagatetsu.co.jp/ で閲覧可能。本数は多いとはいえないので事前のチェックをお勧めします。

(3)名古屋からバス利用の場合

東海北陸自動車道を利用して名古屋駅から郡上八幡に直行する特急バスが存在する。 運行は往路復路ともそれぞれ「朝・夕方/一日」の2回。 詳細は「岐阜乗合自動車株式会社のサイト」(http://www.gifubus.co.jp/) をご参照されたい。こちらも時刻表が掲載されている。
時刻表によれば、名古屋~郡上八幡の所要時間は約2時間である。 名古屋からの直通交通機関としては唯一の物。

(4)岐阜市からバス利用の場合

名鉄新岐阜駅前に「岐阜バス」のターミナルがある。ここで郡上八幡行き、 あるいは白鳥行きに乗る。 東海北陸自動車道を経由する「特急バス」を使えば、 新岐阜駅から約1時間で郡上八幡へ到着する。 詳細は「岐阜乗合自動車株式会社のサイト」(http://www.gifubus.co.jp/) をご参照されたい(時刻表の掲載あり)。
途中の道路事情が悪くない(渋滞などが無い)と仮定した場合、 岐阜市を経由する公共交通機関としてはおそらくこれが最速だろう。

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郡上踊りお囃子の櫓 八幡の桜花.すぐ向こうは安養寺の屋根.遠くに八幡城を臨む 宗祇水-「名水百選」にも選ばれた歴史のある湧き水 吉田川-町の真ん中を流れる長良川の支流